character book

逢坂由希(HERO)

高校で進路に悩んだが、勉強嫌いの為に就職を選択。別にやりたいこともなかったので学校斡旋の食品加工の工場に勤める。しかし全身白衣を着用しての流れ作業は、自分には向かないと三ヶ月で退職。が、まともな職は見つからず、やはり大学進学を決意。嫌いなだけでそこそこ頭良しなので、半年間ほどの受験勉強で無事合格。イタ飯調理のバイトとサークルでフットサルを楽しみつつ卒業。そして今に至る。
ふざけた主任と、そいつ発言の冗談にクスリともせず真顔で突っ込む部長のいる部署で、日々仕事に明け暮れている。

やはりこいつもヘヴィスモーカー。銘柄は赤マルのソフト。ボックスは微妙にマズく許せない。ジッポ収集を趣味としている。中でも幼なじみから贈られたものは大切にしているもよう。しかしその幼なじみが今は悩みの種。
由希を追いかけて今は近くのアパートに住んでいるのがその幼なじみ、コウ。昔から妙になつかれていたが、由希自身も兄弟同然に可愛がっていた。悪いこと、間違った行為をした時には容赦なく鉄拳制裁も。コウがハタチになってもその関係は変わることなく何かと世話をやくが、成人したのでもっとしっかりしてほしいとも願っている。
コウ以外の人にも適度に面倒見がいい。そこはやはり長男であり、キャプテンや部長をつとめてきただけのことはある。横暴な上司に怯える新入社員を連れて、親睦会と称した飲み会を開くことがあるがそこにはもちろん奴はいない。ちょっとした励ましになればと考えているが、口が悪いので実は由希も恐がられている。
最近は仕事が忙しすぎるのと、私生活の悩みなどから酒とタバコの量が増えている。ビールを好む。のどごし最高。発泡酒に手を出す奴は男じゃねぇと思っている。ストレスMAX時には気の知れた仲間とライム片手にテキーラ祭り。
店で飲んだあと家まで帰るのが面倒なので、実は自宅にバーカウンターがほしい。が、まだ26歳のたかが一社員で、他社に勤める同年代よりは稼いでいるが、しょせん賃貸なのでそれは無理。残念。

今じゃすっかりスポーツマンとはかけ離れた生活。入社してから不摂生がたたり体重が３キロほど増加してしまった。かっこつけ野郎なので実はちょっと気にしている。少しは摂生も必要だと考えた結果、さけるチーズをつまみに飲む深夜のビール４本のうち、ビールを減らすんじゃなくチーズをやめた。

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実は由希はちょっと変。