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花の甘い香り どこからか漂っていた 振り向けばまぶしい太陽がさんさんとふりそそいでいた 新しい毎日を 新しい私を まだ私は知らない この箱の中あたたかさに包まれて 普通というのはみんなと変わらないことで 変というのは私だけ笑えないことで そんなはかり方で自分を苦しめてた だから今日も同じ靴を履く 同じ上着を着る 間違いのない選択だと信じてた ふと目の前の美しい花に蝶がとまるように 何事もなかったかのように それが自然だというかのように あなたは私の前に現れた 私は着るものも履く靴も変えた 毎日のちょっとした事がちょっと楽しくなった 少しずつ心が開いて 私は生まれ変わっている 「あなた」という鍵が私の箱を開けてくれた これからの私らしい毎日がきっと私の"普通の日々"になる そしていつか‥ 私たちの毎日がやってくることを信じてimage=54920205.jpg
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