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「なぁ…どうなんだよっ」
「どうって…!好きな訳ないじゃん!!」
なんか…雄大にそんなこと聞かれるなんてやだよ…。
「ほんとかよ。じゃあなんであんな仲良くしてんだ?」
「……っ!!!ほんとだって言ってんじゃんっ!!」
雄大にそんな風に思われてたのが悔しくて…
思わず声を荒げてしまった。
「良真…?」
「そんなこと言ったら雄大だってて…。浅田さんと仲良くしてんじゃん!!」
「ちげーよっ、俺はっ!」
「違くないじゃん!!雄大こそ浅田さんのこと好きなクセに」
「ちがっ……「もういい。」
私は雄大の言葉を遮った。
「もういいよ。雄大のこと分かんないから。出てって?」
私は冷たく言い放った。
「っ!?なんでだよ…ちょっと待てよっ!」
「もう顔を見たくない。早く出て行ってよ。」
そうすると雄大は何も言わずに、窓から出て行った。
意味分かんない……。
人にばっか言って…。
そう思うと自然に涙が出てきた。
──もういいよ
───雄大なんてだいきらい
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