14

2/2
前へ
/104ページ
次へ
「それは…雄大に、私の代わりに呼んでいることを伝えてほしいんだ!!それで、私は体育小屋にいるから、そこに連れてきてほしいんだ♥」 え!? 「私が伝えるの!?」 「だって恥ずかしいんだもん💓それじゃあよろしくね~♥」 「えっ(汗)あっ、ちょっとー!」 浅田さんはそれだけ言うと、行ってしまった。 ど…どーしよー(汗) 今めっちゃ気まずいのにー!! 私が困っていると、雄大がカバンを持って門の方へ行くところが見えた。 約束したから言わなきゃ…。 「……ねぇ…雄大っ…?」 「……!何?」 「体育小屋で浅田さんが待ってるって…」 「…浅田か…分かった」 「──…っ!!ねぇ、雄大っ!」 「…なに…?」 ────行かないで!! 「…何でもないっ…」 ──言えなかった………。 雄大は浅田さんの所へ行ってしまった。 もう、雄大にも浅田さんにも会いたくない!!早く帰ろう! 急いで帰ろうと校門に向かうと、1つの人影が見えた。 ───それは…サッカー部で同じクラスの───… 相沢正吉だった……。
/104ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加