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「それは…雄大に、私の代わりに呼んでいることを伝えてほしいんだ!!それで、私は体育小屋にいるから、そこに連れてきてほしいんだ♥」
え!?
「私が伝えるの!?」
「だって恥ずかしいんだもん💓それじゃあよろしくね~♥」
「えっ(汗)あっ、ちょっとー!」
浅田さんはそれだけ言うと、行ってしまった。
ど…どーしよー(汗)
今めっちゃ気まずいのにー!!
私が困っていると、雄大がカバンを持って門の方へ行くところが見えた。
約束したから言わなきゃ…。
「……ねぇ…雄大っ…?」
「……!何?」
「体育小屋で浅田さんが待ってるって…」
「…浅田か…分かった」
「──…っ!!ねぇ、雄大っ!」
「…なに…?」
────行かないで!!
「…何でもないっ…」
──言えなかった………。
雄大は浅田さんの所へ行ってしまった。
もう、雄大にも浅田さんにも会いたくない!!早く帰ろう!
急いで帰ろうと校門に向かうと、1つの人影が見えた。
───それは…サッカー部で同じクラスの───…
相沢正吉だった……。
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