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「モナカ…モナカ息吐いて…」
後ろから苦しそうに息を吐きながら父親が言う。
僕は固く閉じていた唇を開き、懸命に息を吐いた。
「…そぅ…いい子だね…」
まるで子供をあやすような言葉で囁かれてスゴく恥ずかしくなる。
力の緩んだ瞬間…タイミングを見計らったようにグッと最奥を突かれた。
「――ヤッ…ああぁッ!!!」
限界まで拡げられたソコが悲鳴を上げている。
想像以上の圧迫感と痛みでジワリと涙が溢れ、唇を噛み締めてシーツをギュッと握りしめた。
父親も苦しいのか小さく浅い呼吸を繰り返している。
「…ごめん…モナカ…止まらない…」
呟くように謝られて何が?…と言おうとした瞬間、最奥で止まっていた父親自身がズルリと一気に引き抜かれた。
内臓ごと持っていかれそうな感触に僕は思わず仰け反った。
そのまま無理矢理身体を回転させられて今度は仰向けになる。
今までシーツしか見えてなかった視界に父親の姿が映って心拍数が上がる。
顔を紅潮させて、薄く開いた唇から短い呼吸を繰り返し、眉を寄せて少し苦しそうな表情…。
細めた瞳から放つ視線はとても熱くて、まるで逃がさないと言われてるようだった。
父親は何も言わず、僕の両脚を掴むと顔の横に付くんじゃないかというくらい広げた。
自分の視界にも父親の視界にも下半身がより見えるようになり、恥ずかしくて思わず顔を逸らす。
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