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失敗作の○○
ここは薄暗い研究室
今はここの所有者は居らず、檻に閉じ込められた得体の知れない失敗作達が蠢いている
この生物達の中に1人(1匹)だけ自我を持った者が居た
名前は無い、元は人間と思われる
それは下半身が無く床と同化している状態で壁にもたれ掛り独り言を呟いている
『ケッ、こんな気味悪い場所に閉じ込めやがって
用が済んだら逃がしゃいいものを…
あぁ…腹減った。退屈だ…』
「あら、そこから出たいの?」
部屋の中に女性のものと思われる声が響いた
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