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「彼氏がずっとできないやつよりはいいだろ」
「なによ、そんなこと言うなら、誰か紹介してよ」
「まあ………そのうちな」
「もう、そうやっていつもはぐらかすんだから」
「それより俺すげえ腹減った。注文していいかな?」
「ごめんごめん。はい、メニュー。今日は忙しい所来てくれてありがとう」
夏は笑顔でメニューを渡しながら言った。
「あ、ああ」
そんな夏を見て、一美は少し頬を赤くしたが、鈍感な夏はその様子に全く気付いていない。
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