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それから夏は、別の所に言ってほしいと言われたことを一美に話した。
すると一美は腕を組み、少し考えてから、
「そうだなあ。よくわかんないけど、俺だったら慣れた所より、新しい所に行ってみるかな。違う仕事も覚えられたら、スキルアップになるかもしれないし」
「うーん。スキルアップか」
「まあ、俺だったらね」
「ありがとう。参考になった。一美に相談してよかった」
夏はいつも自然に、言われて嬉しい言葉を言ってくれる。
夏の笑顔は、真夏の太陽のように輝いていて、一美には眩しかった。
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