プロローグ

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昭和55年、8月8日の真夏の暑い午後。 個人病院の産婦人科の分娩台で、元気な産声とともに、女の子のとても大きな赤ちゃんが産まれた。 出生体重4905グラム。 かなりの難産で時間がかかったが、無事に産まれることができた。 そしてその子は、夏と名付けられた。 夏は、優しい両親の一人娘として、大切に育てられ、明るく元気にすくすく育った。 でも両親はたくさん食べるし体格がよく、そんな環境で育った夏も、小さい頃から他の子よりかなり体格がよく、食べることが大好きな女の子だった。
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