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「直人っ
春奈を思い出してくれたのね!?
びっくりしたのよ?
事故に遭って、記憶も無くて…
でも直人を信じてて良かった…」
本当に嬉しそうに喋っている
茶髪に巻髪の女の人。
「春…奈……」
『ハルナ』
そっか。
直人が言ったのは
“はる”
じゃなくて
“はるな”
だったんだ。
一気にテンションが
下がっていくのがわかった
先輩が後ろで
「チッ…
ややこしいことしやがって」
と呟いていた
「ハル、行け
好きなら諦めるな。
“ハルナ”と戦え」
と、背中を押してくれた。
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