24人が本棚に入れています
本棚に追加
｢春奈､俺はもう､
春奈とは付き合えない｣
｢ちょ…直人っ
……………どうなるか、
わかってるの｣
脅すように言った
｢わかってる｣
“ハルナ”さんとは真逆の
落ち着いた態度の直人
｢けど
好きな人くらい
自分で守れるから｣
私の方を向いて言う直人｡
真剣に、真っ直ぐな瞳を向けてくる直人を見ると
涙を堪えられなかった
｢…………もう…
直人知らないっ
本当に………わかってるのね？｣
｢あぁ
はるは俺が守るよ｣
そう言われると
ハルナさんは病室を飛び出した
｢直人…………｣
最初のコメントを投稿しよう！