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あれから孝は川田川を自分のアパートに連れて行き、家で治療した。川田川は孝の布団にくるまりながら、こう言った。 「もし、また孝ちゃんが怒ってむかついたときは、僕のお腹刺しても何してもいいよ」 そう言って笑った。 俺「お互い様だ。俺のこと刺してもいいぞ」 そう誓った。その日以来、お互いいつもナイフを持ち歩くようになった。そしてお腹のあたりを妙に気にするようになった。後日、同じ公園で川田川はこう言った。 「なんかさ、大人になりたくないな。綺麗なままでいたいし、ずっと孝ちゃんと若いままで友達でいたいや。。僕、もう、大人って言うかさ・・・20過ぎた辺りから、もうこの世界ではやっていけないって思ってる。なんか怖くて。少年とか、青年とか、そういうのから遠ざかっていくのが怖くて。変かな」 「俺もずっとそう思ってる」 「じゃあさ、その時は、お互い滅ぼうね!」 「あぁ」 「お前、顔綺麗だな」
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