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「なるほど…警察は、ずばり犯人の目星はついてるのでしょうか」
「はい。時間と場所が決め手のようですが、確固たる証拠がないようで今は動きを見ているような事を言ってました」
「それは誰ですか」
「はい。お手伝いさんの三上春代さんです。それと隣に住んでる八嶋勇治さんです。春代さんはちょうどその時間マンションの後片付けをしに行っているはずなんですが本人は否定しています。また八嶋さんはその時間に父の部屋から出てくるのを同じ階の住人に見られているようですがこれも本人が否定しているようです。警察はこの二人のうちどちらかが犯人と考えているようですが決め手はまだ無いようです」
「となると、このメモは大きな証拠になるのかな」
「どうでしょうか、私にはわかり兼ねます」
「確かにこのメモだけでは…情報が少ないが決定的な事がひとつだけある」
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