あなたとあたしの始まり

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「高田、俺部活行きたいんだけど、これ職員室に持って行ってくんね?」 「えー…」 「ほら、飴やるよ。」 「わかった!」 「高田、職員室行くならプリント取ってきてくんね?」 「えー。」 「ほら、頭撫でてやるからさ。」 「わかった…て騙されたぁ!!」 背の低くて童顔のあたしはいつも、クラスのパシリみたいな存在で、でもイジメられてるわけじゃないから嫌な気はしなかった。 みんなが子供扱いで、何かお駄賃みたいのをくれたし。 「マイコ、一緒に行くよー」 「ありがとーぅ! ミワちゃん、ダイスキ。」
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