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「なに…見てやがる…?」
「いやー、
なんとかは風邪ひかないって弓親さんに聞いたんだけど…
なんか目の前の状況が信じられません、びっくり。」
「なっ…んだと!!??
おまえ俺をからかいに来たのかよっ!!!ゲホッゴホゴホ△#%◎@$■!!!」
「無理しないでください、
余計悪化したらどうするんですか?
ただでさえ最近は忙しいってのに…。」
「おまえ見舞いに来たんじゃねーのか!?
俺さっきから馬鹿にされてねーか???」
「何言ってんですか。
更木隊長に頼まれて仕方なく来たとはいえ、看病する気満々ですからご安心ください。」
「…さり気なーく文句言ったよな、今のは聞き間違いじゃねーよな!?」
「何か言いました?」
「いえ、何も;」
「まあとにかく、さっさとお粥食べちゃってください。
私また仕事に戻らないといけないから。」
「さっさとって…
うお!
おまえ家庭的なとこあんだな!!超うめーぞ、これ!!!」
「これくらい当然です。」
「ふー、食った食った!
悪いな!一人だと飯作る気も起きなくてな!」
「ちゃんと食べなきゃ治るものも治りませんよ。
また明日も来ますから、一角さんは早く治す努力をしてください。」
「おう!ありがとな!」
「あっ、薬飲むの忘れちゃだめですよ?
それから水分いっぱい取って、暖かくして寝てくださいね。それから…」
「んな心配しなくていいって。寝りゃ治るんだから!笑」
「またそんなこと言って…
じゃあ最後に一つだけ。」
「おー、なんだ?」
チュッ
「!!!???」
「じゃあまた明日!」
後日。
「おいこらっ、おまえあいつに何吹き込んだんだ!!!?」
「えっ?
馬鹿は風邪ひかないってやつかな?」
「それ…もだけど、違う!!
そんなんじゃなくてだなっ!!!」
「んー…
ああ、風邪は誰かに移すと早く治るってやつ?笑」
「やっぱりてめーかあ!!!」
「いいからいいから、
早くお見舞い行って来たら?
一人で大変だよきっと。」
「ったくよー!覚えてろよ!」
「くしゅん!
誰か噂してるのかなー
…風邪のせいか。」
*END
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