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U「うわぁ!?
ゆ、ユチョンかっ…ビックリした~」
背後からの声にビックリして振り向いたら、ソファーの背に両手を乗せ、ニッコリと笑うユチョンが立っていた。
驚いた俺にクスクスと笑いながら、その両腕を俺の首に絡ませる。
ギュッと抱き締められて、ユチョンから香る甘い匂いに自然と頬が緩んでしまった。
Y「ねぇ、何か考えごと?難しい顔してたんだけど。眉間にシワ…出来ちゃってたよ?」
U「や、何でも、ないっ…かな?」
Y「ははっ!何ソレ。曖昧過ぎて分かんないじゃん。ヒョンにしては珍しいね」
最近伸びてきた襟足を擽られ、思わず肩が揺れてしまう。
くすぐったさと、悪戯心のあるユチョンの指が、俺の髪で遊ぶんだ。
お返しに絡んだ片腕を撫でたら、ユチョンがフフッて嬉しそうに笑った。
Y「悩みがあるならさ、俺、相談に乗るけど?部屋行こうよ」
U「まぁ…悩みっちゃ悩みだけど。
大したことじゃ無いんだぞ?」
Y「いいのー。だって話し聞いてる間はさ、ユノヒョンを独り占め出来るだもん」
U「独り占めって。
誰も俺を独占したいだなんて思わねぇよ」
子供みたいなユチョンの言葉に、笑いながら否定したら『ヒョンが鈍いだけ~』なんて言いやがった。
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