違和感

8/13
前へ
/13ページ
次へ
C「ヒョン…熱いから気を付けて下さいよ」 U「ぇ?あぁ、うん。ありがとうチャンミン」 二つのカップを受け取ろうと、顔を上げたら意外と近いチャンミンの顔。 お、落ち着け! 受け取るだけ、受け取るだけなんだよっ! この妙な緊張感に戸惑いながら、そっと二つを受け取った。 コーヒーカップが熱いのか、それとも自分の体温が高いのか。 受け取った瞬間、自分の手が燃えるように熱く感じた。 もう一度ありがとう、そう言ってユチョンの部屋に足を運びながら、思いっきり長い溜め息を吐き出した。 少し、遅くなり過ぎたかもッ。 あー…。 ユチョンの機嫌が悪くなってなきゃいいんだけど。
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

107人が本棚に入れています
本棚に追加