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「くそっ!またか!!ちょっとは「手加減とか知らないから」」
「なっんなこと思ってねぇよ!!」
「顔がそう言ってる」
「あ?なんだって?」
「はいはいそこまでだよぅ!二人ともさぁ、もうちょっと仲良く」
「「できん!!」」
「もぅー…」
子供の頃の思い出といえば
私にはこれしかない
家族の愛を知らない私は
友達との関わりを大切にし…
友達?
いや違う
私にとって大事な幼なじみ
体を動かすことで
寂しさを紛らそうとしていた
だけど
彼には全部お見通しだったのかも
私のこと友達以上に考えられないのなら
そばにいてほしいの
ただそれだけでよかったのに
だからあなたの本当の顔を私にだけ見せてほしい
何も望まないから
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