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「また…か…」
学校から帰って来るとリビングのテーブルの上には走り書きで記された一枚の小さな紙と
福沢諭吉のお札が一枚。
いつものように置いてあった。
[今日遅くなるからこれで何か買って食べなさい]
お母様の字…随分乱暴になったな
今日…って今日もじゃない… ・
紙をくしゃくしゃにして捨て、冷蔵庫からお茶を取り出した。
やっぱり何も増えてない…
当たり前だよね
冷蔵庫の中身はほとんど私が買ってくるし、お母様とお父様は仕事が忙しいせいか何も買って来ない。
私がいなくなったら…心配とかしてくれるのかな…
この頃そう思うことが増えてきた。
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