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私は小学５年生の時に足を骨折してしまってからそのまま辞めてしまった。
…というか辞めさせられた
という方が正しいと思う。
そうさせたのは紛れも無く…私のお母様で…
でも見るのは好きだからいつも試合があると応援に来るのが当たり前になっていた。
「…でもさ…なんであんな強いんだろうね…」
その彼は…
無口で無表情だけど…私から見て根はいいヤツなんだよね。
それで空手はめちゃ強くてコツコツやるタイプ。
「俺も、つえーし！」
「はいはい」
何張り合ってんだか
「あ、お前まさかあいつに惚れてんのかぁ？まぁあいつモテるもんなぁ」
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