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「ふう、なんとか片付いたな」
ファルスはそう言うと大剣を背中に背負った。
「剣の腕もなかなか上がったな。今度勝負するか?」
アランもそういって刀を腰の鞘に収めた。
「それは遠慮しとく」
ファルスはアランの実力をよく知っているので苦笑いして言った。
「お客さーん!大丈夫ですか?」
二人が話していると馬車の運転手が馬車から出て来て言った。
「ああ、それよりすぐに出発できそうか?」
「ええ、おかげさまで。本当に助かりました」
運転手は丁寧にお礼を言った。
「じゃあ出発しようか!」
ファルスがそう言うとアランは頷き、馬車は再び動き出した。
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