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必死で頭を下げる人形に愛美は少々胸を打たれた。
だが、今は恐怖の方が強い。
誰かに任せてしまいたい…誰かがそばにいれば…と思ったはずだ。
例えば母親。
母親なら何とかしてくれる…そう思ったが…。
やはり祟りが怖い。
自分だけではなく、母親も祟りに巻き込まれてしまうかもしれない。
自分でどうしていいのかわからない彼女は、相当混乱しきっていた。
放置したら…やはり祟りが怖い。
彼女は諦める事にした。
「…わかりました…私などで良ければお手伝いしましょう。」
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