オープニング
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気がつけばもう午後3時になっていた。 もうそろそろ限界かな…とさくらの方も感じ初めた。 愛美はすでに諦めかけていた。 早く帰りたい訳ではない。 親友との時間は十分充実しているし、親友には感謝の言葉もない。 たださくらのように必死になるという柄ではなく諦めの早い性分なだけであった。 さくらは反対に諦めの悪い性格だった。 何が何でもいい思い出を作ろうと必死だったから。
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