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美少年は翔を値踏みするかのような眼差しでジロジロと見た
「…ふーん。こっち、部室棟だから職員室ないよ。」
「部、部室棟!?!?」
「職員室があるのは隣の講義棟。」
なんだよそれ!?!?また戻らないといけないのかよ・・・。
「そ、そうなんですか・・ありがとうございます」
美少年にぺこりと頭を下げて、来た道を戻ろうとするといきなり腕を掴まれて引き寄せられた。
翔の身長は176cmほどで相手も差程、身長が変わらないため近距離で顔を覗かれ相手の白い手で頬を撫でられる。
「え、ちょ!あのッ!!」
「あんた結構可愛い顔してるね」
翔はそんなことをされるのも、言葉を言われるのも始めてのことで鳥肌がたった。
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