一章

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「遅かったな転校生。」 翔は襲われかけたあの人物から逃げ切り、なんとか隣の講義棟にある職員室にたどり着くことができた。 ここまで来ただけで翔は大分疲労していた。 なにせ、入寮するための荷物を持ち、広い学校内を迷い、あげく知らない男に襲われそうになり……とあれば疲労するのは当然だ。 「お、遅くなって、すいません…その校内で迷ってしまって……」 「謝んなくてもいーよ、ここ広いし迷わない方がおかしい、ハハハ」
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