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それから何日か後、私はいつもの様に学校から自宅までの道程を自転車をこいでいた。
細い道に入り公園の脇を通ると、ベンチでお祈りをしている一人の男の子の姿が目に入った。
なぜこんなとこでお祈りしているんだろう……。
私は自転車を止め彼に近づいた。
あれ?ウサギクッキーの子。
彼は私が居ることも気が付かないまま目をとじ、固く組まれた両手を額にあてていた。5分ほど経つと彼は顔をあげ組まれた指をほどいた。
「こんにちは…」
私は声をかけた。
彼は私を見てニッコリと笑って言った。
「こんにちは!」
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