第二章

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 空にメールを返信する。 《よかったね! 今度は二人っきりになれるといいね。明日、今日のこと聞かせてね。》  送信ボタンを押し携帯を軽くベットに投げ捨てて服を着替えた。  着メロが鳴る―― 《二人っきりは難しいなぁ。明日、詳しく話すね! 若菜は気になる人とか居ないの?》  気になる人かぁ……。  何故か勇希君の顔が浮かぶ。 「ありえないから!」  声に出して思いっきり否定。  今日ちょっと話しただけだし、恋愛とかそんなんじゃないし……。  あぁ…一人で何やってるんだろう。 《そんな人いないよ》  私は短いメールを空に送った。
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