第二章

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「いえ、バザーでちょっと会って…そのあと偶然公園で話す機会がありまして」 「あの子は気の毒な子なのよ……」 愛さんは伏せ目がちの目でカップを見つめながら話し始めた。 「その前に………何故私が園で働きだしたのか、それを話すわね」 「ママそれ、私もしらない」 「空はとっても小さかったからね。知らなくて当然よ」 愛さんはニッコリと笑ったが何だか悲しそうだった。
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