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三年前の2030年。 12球団だった球界を拡張し、48球団にしようという改革が持ち上がった。 各都道府県に一球団置くことで各都市を盛り上げることがねらいだった。 計画を進めていく課程で問題が二つ生じた。 まず、親会社は排除され、そのかわりを県や府が負担することになった。 いわゆる民間球団へと統一された訳だ。 親会社という形ではなくなったがスポンサーという形ではサポートできる。 そのため大都市の方がたくさんスポンサーがつき格差が生まれる。 次は人口だ。 各球団にはその都市出身の者しか入団できない 。 なので人口が多い県はさらに有利となった。 この二つが上の者達の頭を悩ませた。
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