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「えっ!」
「良いんだよ、まるで剣が俺に使って欲しいって言っているみたいだし」
本当は、何故俺がこの剣を使えるのか知りたかったからだ。
「この剣貰ってくよ」
「あぁ、また頼むよ」
女の人は手を振った。
武器屋を出ると、さっきまで止んでいた雨が降り出していた。
「良かったな、新しい剣が貰えて」
「あぁ、これで大会もバッチリだな」
イルカは少しご不満だったが、俺は気にしなかった。
この新しい剣と共に、大会を勝ち抜く新しい目標が出来たからだ。
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