狙う者

11/15
前へ
/179ページ
次へ
俺はそのナイフを避けると、再び剣を構えた。 あいつら兄弟か、まだこんなに若いのに一体何故俺を狙うんだ。 そんな事を考えて居ると、弟(試合の時の対戦者)の方が俺に剣を振りかざした。 「考え事か、王子様は余裕だな」 彼はそう言って次々に剣を奮った。 「水影斬!」 彼の剣に水が纏うと、俺の剣と合わさった。 「なに!」 すると、不思議な事に俺の黒い剣が相手の魔法を吸収した。 今だ! 俺は相手の剣が止まった瞬間を見のがさなかった。 「クロスエッジ!」 風を纏う俺の剣が相手を吹っ飛ばした。
/179ページ

最初のコメントを投稿しよう!

78人が本棚に入れています
本棚に追加