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「あ゛っ!」
彼は俺の前で静かに倒れた。
死んでしまったのか、倒れてから動かなくなった。
「俺が…やったのか?」
体が勝手に動き、口すらも勝手にしゃべってしまった。
俺はどうなってしまうのだろうか…
「カケル様、ご無事ですか?」
クリスは手に稲妻を受け、少し焦げた男を掴んでいた。
「あぁ、大丈夫だ…」
言葉ではそう言ったが、目眩で今にも倒れそうだった。
一体、自分の体に何が起こったのかは、その時は何も分からなかった。
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