第2話

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「君はまず組織が目をつけたから間違いなくスペシャル。スペシャルっていうのは信じられないかもしれないけど、人間とはかけはなれた力を持つ人の事をいうの。例えば、ヒロの念じれば物を動かせる力。人を動かす時は結構大変みたいだけど。後は東の力だね、東は自分の体の形を自由に変えられる力。この前は不意打ちでやり過ごせたけど東は本当は結構やっかいなんだよ、スペシャルの持ちぬしは自然と大人になるにつれて身についてくる。でもスーパースペシャル、SSは違う。スペシャルと違って意識して力をさがさないと出せるようにならない。技を覚えるまで何年かかるかもわからないんだよ。」 「スーパースペシャルよりスペシャルのほうがいいじゃん。」 ユウヤが口を挟むとヒロがすぐ喋りだした。 「S、スペシャルは一つしか力がない。例えば俺だったら物をうごかせれるだけだ。」 十分すごい。ユウヤは思った。 「だがSSは数が限られてない。二つ以上力が眠っている。東まで連れて君を連れていこうとした理由がわかったよ。」 本当に俺にそんな力が? あるのか? 信じられない。 そう思っていると、ユウヤの目の前に救急箱が空中にういていた。 「使いな、足痛むだろ?」 「あぁ、ありがとう。」 ユウヤは思った。ヒロは変わっているが優しくていいやつだ。 「えっ!?ユウヤ怪我してたの!?大丈夫!?やっぱりヒロはやさしいね。」 ユウが笑顔で言った。 「ユウ照れる。」 ヒロが恥ずかしそうにしてるのが後ろからでもわかった。 ユウヤは救急箱を使い足を応急手当てした。 痛みが消えたせいか、車の揺れがきもちいいせいかわからないがユウヤはきずいたら寝ていた。 他にもいろいろ聞きたかったはずだがユウヤの体力は限界にきていた。
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