12月22日

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………ふぅ。やっと授業が終わった。最近、授業がやたらとダルく感じる。でも、明日からは冬休み。面倒くせぇ学校と、しばらくおさらばだ。 帰り支度をしていると、誰かが後ろから話しかけてきた。 ?「新児君♪明日、空いてる?」 !? この声は…女子だ!休日の予定を聞くってことは…デートのお誘いしかねぇだろ!!!よし…とうとう、おれの時代が来た… 新児「うーん、明日は…暇だぜ!?」 ルンルンで振り返る。 新児「あ゙ー!!お、お前か……。」 真帆「あ゛ー!!ってなによ!!ウチじゃ悪い!?」 新児「い、いや…そういう訳では…。」 真帆「もういいよ!!帰る…。」 新児「お、おい…。なんだよ…。」 真帆は駆け足で教室から出て行ってしまった。いつもならこんなの気にしないのに…。 デートの夢を打ち砕かれ……そんなこと言ってる場合じゃない!!真帆のやつなんか変だな…。 とりあえず帰り支度を終える。新児が席を立とうとした時、机の上に一滴の雫を見つけた。 新児「あれ?この水筒もう漏れてきたのか…。まぁいいや。」
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