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ふと、時計に目をやる。
新児「やべッ!もうこんな時間だ…。帰ってる暇ねぇじゃん。このままで行くか…」
ジャージのままだが、仕方なく学校に向かうことにした。
学校に着くと、2組はかなり楽しげな雰囲気だ。
海児「新児遅くねぇか?」
予定時刻をすぎても来ない新児を見兼ねて、真帆に話しかけた。
真帆「いつものことじゃん」
真帆はそっけなく答えた。
海児「そういえば、そーだったな!ハハハ!」
ガラガラガラッ!!!
新児「悪い!遅くなった!」
海児「やっと来たか!ったく…」
真帆「遅いー!!早くコップ持って!」
新児「あ、あぁ…サンキュ」
真帆「じゃ!音頭を!」
新児「えぇ!?おれ??」
真帆が背中をぐいぐい押してきた。
真帆「当たり前でしょ!遅れてきたんだから!!」
新児「そっか…」
渋々、教室の前に立った。
新児「それでは…クリスマスにカンパーイ!!」
カンパーイ!!!!
これから、おれたちの楽しいクリスマスが始まる…はずだった。
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