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「はい?」
どうしてこうなったの?
「だからー、世界を救って欲しいの」
気がついた時にはもう遅かった。
「あはは、新たな勧誘方法?おっもしろー」
「完全棒読みなんだけど、信じてないよね」
朝の通勤ラッシュ。
誰もが足を止めずに先を急ぐ中、私の足を止めたのは変な男だった。
カッコいいの部類に確実入っているその男は明らかにおかしい。
きらきらと自己主張しすぎている白いスーツに、金髪のサラツヤヘアー。
こんな男に声を掛けられたら誰でも付いて行くかも。
でも、白スーツはないよね…
ホストでもなきゃ
似合ってるからなんとも言えないんだけど。
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