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楽器について
まずは、ドラムセットの構成を見てみましょう。
実はドラムセットには決まりがありません。
自分の好きなように好きな物を組み入れて、作ればいいんです。
ただ、それを言ってしまうと、際限ない話になるので、よく貸スタジオに置いてあるドラムセットを紹介しましょう。
よくあるドラムセットは以下のような楽器の集合体です。
1)バスドラム
2)スネアドラム
3)フロアタム
4)タムタム
5)ハイハットシンバル
6)クラッシュシンバル
7)ライドシンバル
《バスドラム》
その名の通り、1番低い音を担当するドラムです。
サイズは、口径が18~26インチ、深さが14~18インチが平均的です。
フットペダルを使って足で叩く事から、『キック』とも呼ばれます。
《スネアドラム》
ドラムセットの中で最も使用頻度が高いドラムです。使用頻度が高く、よく耳につく音なので、ドラマーの個性を1番アピールしやすい楽器でもあります。
他のドラムとの1番の違いは、裏側にスナッピーと呼ばれる響線がついている事です。もともとスネアとは、スナッピーの事を指しており、この響線のお陰でスネアらしい音が出ます。
口径や深さは多様化しており、材質も様々です。
材質の特徴については、後述します。
《フロアタムとタムタム》
主にフィルインなどで使われる、いわゆる普通の太鼓です。
足を付けて、床に置くタイプの物をフロアタム、それ以外の物をタムタムと言います。
口径は8~18インチ、深さはメーカーによります。
貸スタジオにあるようなドラムセットでは、フロアタムが1つ、タムタムが2つあります。
タムタムは、音程の低い方をロータム、高い方をハイタムと言います。
ドラマーによっては、タムタムが3つ以上あったり、フロアタムが2つ以上あったりと、個性的なセッティングがされています。
《ハイハットシンバル》
2枚のシンバルをスタンドにセットして、左足で踏んで音を出したり、スティックを使って音を出したり、いろんな奏法が出来るシンバルです。
標準的な大きさは14インチですが、現在では10~15インチ位のバリエーションがあります。
2枚のシンバルをセットする間隔は人それぞれですが、2~4cm位が標準的です。
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