♥チャットルーム

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  混乱した頭を抱えて、再び裕さんの個人部屋に戻った。 『雛:ホンマや…じゃぁ、』 「ふふ、雛ちゃん喋ったらええで?」 少し高いトーンの落ち着いた声。 …この声…好きやなぁ…。 自分はと言うと、関西人特有の喋り擦れた声。 仮にも“雛ちゃん”って名乗ってる自分のこの声に、相手はがっかりするんやないやろか…。 『雛:…声、期待せんといて?』 「んー?…分かった(笑)…早よ雛ちゃんの声、聞きたい。」 …いっ…いくで…っ ただ声を発することに、こんなに緊張することがあるだろうか… 俺は、遠慮がちに擦れた声を発した。  
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