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「あ、せや。せっかくやから、さっき言うてたチャットH…、してみる?」
「は?あの…、俺そういうのは…」
「雛ちゃんはなんもせんでええねん。…目、瞑って?」
今まで喋っていた少し高いトーンの声が、くっと下がった。
その声に、従ってしまう自分。
「…俺が、これから言うことを想像するだけでええ。…分かった?」
高い声も好きやったけど、この声は…逆らえない威圧感があって、痺れるものがある。
「…は、い…」
直接何もされるわけでもないし…ただ、この声を聞いていたいと思った。
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