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ポップコーンを二人分買って、俺と裕さんは席に着いた。
まだ始まるまで時間があるし、気になっていることを聞いてみることにした。
「あの…、裕さんって何歳なんですか?」
既にポップコーンを食べていた裕さんは、口の中のものを飲み込んだ。
「んふふ…雛ちゃんと同い年やで?」
「えっ、嘘?!」
まさか、同い年なんて…全然見えへん!!
「見えへん?」
「全然見えへん…」
「やから敬語やなくてえぇよ?」
ふぇ~…全く同い年には思えへん…。
そんなことを考えていたら、辺りが暗くなった。
「始まるで。」
ビーッと映画館特有の音が鳴り響いて、映画が始まった。
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