468人が本棚に入れています
本棚に追加
「…雛ちゃん…、俺…普通の会社員とちゃうねん。」
「…へ…?」
「実は、…社長やねんな。俺。」
「…えぇえ?!」
「びっくりしたやろ(笑)…あんま、知られたくなかってんけど…」
いや、隠す必要ないやろ?!
しゃっ…社長とか、同い年やのに?!
…でも、今までのことを振り返ると、全てに納得がいく。
夜10時の電話も…
豪華ホテルのような食事も…
遊園地も、やっぱり初めてやったんや。
「社長って言うとさ…、嫌なこと多いから…な。」
あの時の寂しそうな表情も…、
見間違いやなかった。
「…でも、雛ちゃんには嘘吐いていたくなくて、」
最初のコメントを投稿しよう!