468人が本棚に入れています
本棚に追加
奥に行くと、一ヶ所だけ電気の点いている場所があった。
…あ…
近付いていくと、音の主が氷であったことに気が付いた。
俺は存在に気付かれてないのを良いことに、その様子を見ていた。
その時、見えていなかった方からオーナーさんが現れた。
「あ゙~…アカンなぁ…」
「…すいません…」
「これ出来な、正式に採用出来ひんのやけど…」
「…はぁ…」
「…しゃぁないな、」
…え、待って、
静まり返った店内では、遠くからでも、その会話はしっかりと聞こえた。
…店員さんが…クビ…?
何故だか、それが無性に嫌で、気付いたら二人に向かって叫んでいた。
「…あのっ!!」
最初のコメントを投稿しよう!