数日経って…

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思い出したかのように、みんなの体を描いていく… 普段ならしないこの作業。 しかし今回は違う…!! 何故なら、着物を着せる上にそれぞれポーズが違うからだ。 私はまだまだイラストが趣味になり始めてから一年足らずの初心者なため、これは初の試みだった… “どこから描けば……頭はまだ丸のままでいいから、首かな…” そして奇妙なことに、人々は首から描かれていく。 “大河って言ったら偉そう(偉い)→仁王立ち、だよね。となると…” 首から肩、腕…と、少しずつ描き足し、 “腕の長さとか肘の位置とか胴体描かんと分からんな” と、腕を少し描いたところで胴体に移動。 “大河はつるペタやんなぁ…” そして残酷にも男子顔負けの胸の無さで描かれる彼女の上半身… “はぁ~……やっぱこの感じ、大河ちゃんだなぁ” そしてシャーペンはそのまま脚に突入。 “脚は普段も気合い入れるけど、今回はラフからだからなぁ…お尻がムズい……” 自分の体を思い返してみるが、なかなかに難しい。 ましてやいきなり立ち上がるわけにはいかない。 今は授業中である。 ※飛鳥寺はよく眠気覚ましに絵を描くのだ。 “とりあえず……こんな感じかなぁ…脚は……” “そう、ここのカーブのゆるやかさが大事……で、膝……足はこうで……” “……なに、この萌えな脚!! 自分で描いといてなんだけど、かなり良いぞ!!!” “あ~…でもこうなると同じように片っぽ描けるかなぁ……(涙)” サカサカサカサカ…… ゴシゴシゴシッ… サーーッ、サカサカ…… “こんなんでどうよっ?!” “………………” “モモが気に食わぁーん!! ってかなんかバランスずれてるし!!!” (泣)。 サカサカ…サーッ、サカサカ…… ゴシゴシッ、サカサカ… ゴシゴシゴシッ…… ………サカサカサカサカ…… “こ…これでどうだ…?!” “………” 妥協。 これも時に大事なこと。 ってか、 “どうせ服着て見えなくなるやーん!!!” 以上、自己満足。 ※この段階、2ページの写メ参考にしていただきたいDEATH☆
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