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「心が洗われるぅ……この湯船に浸かるって発想した人って神だよな」
そういえば、偉大な人はこんな名言を残してるよな。『お風呂は心の洗濯よ』とな。
神っていえば……
俺は、忘れかけていた要件を思い出す。
そういえばさっき試したいことあったんだった。危うく忘れるとこだったぜ!
恐るべし湯船パワー―――
「ん~コホン……」
俺は今、風呂から上がり、ストレッチをしながら部屋で喉の調子を整えている。
なぜかというと――
「おい!ルクシオ!!見てんのは分かってんだ!!姿表せゴラァ!!!」
俺に知らされていない情報があった。それはあっちゃいけないことだ。情報は平等に与えられるもんだろ?
そのまま言ったら、近所迷惑も良いところの怒鳴り声。俺はそれを両手で包んだナビーに向かって言うことで、その威力を両手の中に凝縮した。
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