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「その閉鎖世界って何なんだ!?それにそのバグって一体何なんだ?」
それに情報は大いに越したことは無い。
明日、開戦という情報を手に入れた。もしかしたら、もっと手に入れられるかもしれない。
それに、未知の世界に行き、未知の生物と戦う……どこぞのSFの世界じゃないんだからそういうのは本当に勘弁して欲しい。
『……仕方ない。多からずこちらにもミスはあった。では、さっさと説明するぞ』
さすがルクシオ。話が分かる!
『まず、閉鎖世界というのはパラレルワールドという説明をしたよな?あれは半分嘘だ。説明が楽なので、パラレルという単語を使ったに過ぎない。』
みなさん聞きました?コイツ、今、大会の根源を嘘って言って覆しましたよ?
『閉鎖世界とこっちの世界の関係は、とても密接だ。それは、薄っぺらい紙一枚程度の差しかない。常に隣にあるのだ。その空間では通常の時間は止まり、魔力を持たない者は消滅する。だが閉鎖空間を終わらせばそこにいた者は元通りだ』
確か最初もこんな感じの話してたな……その時は更々信じる気はなかったのに、今は深く考えている自分が居る。
あぁ……こういうのに慣れてきちゃってる自分が怖い。それもこれも魔法が使え始めたこと……原因を探ると、ナビーに、アルテミスなる存在に目を付けられたのが運の尽きか。
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