病院×弟

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  『また、そこには魔力を持った者しか自ら入ることはできない。まぁ、お前らはナビーの機能でナビーの侵入プログラムを発動させた者を中心に半径1キロの範囲内の魔力保持者は強制的に閉鎖世界に連れて行かれるがな』 つまりは俺達、参加者しか入れないってことか。 『そして、バグについてだが、正式名称は魔物。魔力を糧に生活している。その多くの魔物の魔力の供給源はお前ら人間の血や肉だ。軽いものでいうと肉や血を採ってったり、最悪その人間自体を食べてしまう』 そーいや、この頃いきなり怪我したと神隠しがどうのこうので行方不明がどうのこうのっていうニュース多いな……それの原因は、魔物が活発的に動いているってことなのか? 『まあ、共食いしたり、自分で魔力を持ってるヤツもいるがな。そして、その魔物が今、活発的になって何か企んでいる気配があるからお前らに倒させる、以上だ。じゃあな』 どうやら、魔物が何らかの理由で活発に動いているのは、俺の予想通りだな。 ブツン――― 「あっ―――」 それは一瞬だった。 ルクシオは俺がまだ何か質問するかもしんないのに一方的に通信を切った。 とりあえず分かったことがある。要するに俺ら参加者は活発に動いている魔物を掃除する雑用係か。
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