病院×弟

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  てか、アルテミスだっけ? えぇい!面倒だ!アルも責任持てねぇよな。 勝手に俺ら創ッといて出たバグ退治を俺らにやらすなんて………良い度胸してんじゃねーか! 「良いじゃねーか。その話に乗ってやろうじゃねーか……覚えてろよ。アルにルクシオ。絶対に優勝してやるからなぁ!」 俺は1人黒い笑みを浮かべながら日課になりつつある魔導書の魔法陣の解読に精を出した。 解読に集中し始めて四時間後。どうにか解析に成功した。 「ふぅ……闇槍も風牙も完璧に解けたな」 魔法陣を解読し、構文を見出す。それの意味を考えて、その魔法がどうして存在しているのか、どのように存在しているのか、その属性、効力、威力……etcを完全に理解する。そして、実践! そうして魔法を自分のものに出来る。それが俺の理論。 自分の頭の良さに惚れ惚れ……じゃない、感心する。 「くっくっく、増えていく魔法……俺の能力……完璧じゃないか!―――」 時間は深夜二時過ぎ。ある家のある部屋では、不気味に笑う少年の姿があった。 そして、夜は更けていった。
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