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朝、澄みきった空、そして…アクアフェスティバル!
「よし、やるぞぉ!!」
「朝からうる…んん、元気ですわね」
「おい…」
「何でしょう?」
今、確実に「うるさい」って言おうとして誤魔化したよな?
俺が半ば呆れた目で見ていると、鈴が咳払いをしてカーテンを全開にした。
夏の強い日射しが射し込む。
今日は絶好の祭り日和だ。
「準備は出来たのか?」
「勿論…と言うか、作戦を開始しました。もう10時ですから」
「ええ!?」
びっくりして時計を見る。
短い針は既に、10の数字に軽く被さっているだけだ。
「やっべ…」
慌てて着替えだすと、鈴がサンドイッチを用意してくれた。
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