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鈴は手を離して、頬に人差し指を当てて考えている。
こう言う仕草は可愛いんだけどな…
翼なんか見とれてるし。
鈴は暫く考えた後、小さくため息をついた。
「…分かりました。代わりに私達を連れて行くこと、良いですね?」
「ありがとう!」
「まったく…翼、準備しますよ?」
「はい」
翼は柔らかく微笑みながら頷いて、鈴と出ていった。
何か二人のデートになりそうな気がする…
着替え終わり、準備万端の二人とアクアフェスティバルに向かう。
さすが大都市のお祭りだけあって賑やかだ。
「…しかし暑いな…」
「我慢して下さい。ここは一年中夏なのですから」
そう、アクアシティは平均気温が高い為に、一年中夏と言われている。
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