two order

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びくっとして、振り向き様に相手に銃口を向ける。 普通なら引き金に指をかけたはず。 でも、既に俺の手の中には銃は無かった。 ガチャッと鈍い音を立てて地面に落ちる。 本当にこの瞬間、時が止まったと思ったんだ。 目の前にいたのは、透き通るような水銀の髪に人形みたいな白い肌。 ルビーの瞳が真っ直ぐ俺を捕らえている。 まさに脳内はカオスだった。 だって、俺の好みを集結した様な子がいるんだから… 唖然としていると、その子は警戒しながら近づき、傍にしゃがみ込んだ。 すごく…近い… 暫く沈黙すると、相手がゆっくり口を開く。 「…猫…」 「…えっ?」 ね、猫?
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